現象の記述(FXの場面)
含み損が出ているポジションは、
なかなか切れない一方で、
含み益は早めに確定してしまうことがある。
また、「今は見送ったほうがいいかもしれない」と感じ、
何もせずに終わる場面も少なくない。
起きていること(断定しない)
利益と損失が、
同じ大きさでも同じ重さで扱われていないように見える。
判断の基準が、数値ではなく感覚側に寄っている状態とも言える。
名前が付いているもの
このような現象には、以下のような呼び名が付いている。
-
損失回避
利益を得ることよりも、損失を避けることが強く意識されやすい状態。 -
後悔回避
「間違えたと感じる未来」を避けるために、判断が遅れたり保留されたりする状態。 -
現状維持バイアス
何かを変えるよりも、今の状態を続けるほうが楽に感じられる状態。 -
リスク回避/リスク選好の非対称性
利益局面では慎重になり、
損失局面では逆に強気な選択をしてしまう傾向。
これらは別々の行動に見えて、
同じ恐怖や回避感情を起点に同時発生していることも多い。
他の認知と重なりうる点
- 確証バイアス
- サンクコスト効果
- 感情ヒューリスティック
未解決のまま
なぜその場で切れなかったのか、
なぜエントリーを見送ったのかは、
あとからでもはっきりしないことが多い。
判断を止めていた要因に、
名前が付いている、という事実だけを残しておく。
関連して出てきやすいもの

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