サンクコスト効果とは
サンクコスト効果(Sunk Cost Effect)は、
すでに支払ったコスト(時間・労力・資金)を回収しようとして、
本来なら撤退すべき判断を継続してしまう傾向を指します。
何が起きるか(現象レベル)
過去に投入したコストは、
将来の判断に影響を与えないにもかかわらず、
判断基準として持ち込まれることがあります。
FXでの出方(行動に現れる例)
- 含み損があるため撤退できない
- 長時間見ていた相場を「無駄にしたくない」と感じる
- 検証に時間をかけた手法を手放せない
- 建値まで戻るのを待ち続ける
起きやすい条件
- 投入した時間や労力が大きいとき
- 撤退を「失敗」と感じやすい状況
- 過去の判断を正当化したい心理が働く場面
- 損益を回収基準で見ている場合
過去コストの影響
サンクコスト効果では、
すでに回収不能なコストが、
現在の判断に影響を与えます。
チェック項目(自己点検)
- この判断は「今からの期待値」で見ているか
- 過去の投入量が判断理由に含まれていないか
- 同条件なら新規でも同じ判断をするか
- 撤退を感情的に避けていないか
対処の方向性(時間軸を切る)
- 判断基準を「これから」に限定する
- 撤退条件を事前に固定する
- コストは回収不能と明示的に扱う
- 撤退を判断成功として記録する
関連バイアス
- コミットメントのエスカレーション
- 損失回避
- 現状維持バイアス
まとめ
サンクコスト効果は、
過去の投入が現在の判断を歪める点に特徴があります。
判断基準を将来の期待値に限定することで、
影響を検出しやすくなります。

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