行動継続・撤退判断系(小まとめ)

現象の記述(FXの場面)

エントリー後、含み損が出ているのに、
「もう少し待てば戻るかもしれない」と感じて手放せないことがある。
逆に、追加の根拠が増えたわけでもないのに、
ポジションを増やしてしまう場面もある。

一度決めたシナリオを、
途中で止めること自体が難しく感じられることがある。

起きていること(断定しない)

現時点の期待値ではなく、
過去に行った判断や投入したものが、
次の判断に影響しているように見える。

「ここまでやった」という事実が、
撤退判断を遅らせる方向に働くことがある。

名前が付いているもの

このような現象には、以下のような呼び名が付いている。

  • サンクコスト効果
    すでに支払ったコスト(時間・資金・労力)が、
    その後の判断に影響してしまう状態。
  • コミットメントのエスカレーション
    「ここまでやったんだから引けない」という感覚から、
    さらに行動を強めてしまう状態。
  • 保有効果
    いったん持ったもの(ポジション)を、
    手放すことが不自然に感じられる状態。
  • 一貫性の原理
    以前の判断と矛盾した行動を取りにくくなる状態。
    (撤退が「判断ミスの認め」みたいに感じられることがある)

これらは単独で起きるというより、
撤退判断の遅れとしてまとまって観測されることが多い。

他の認知と重なりうる点

  • 損失回避
  • 確証バイアス
  • コントロール幻想

未解決のまま

その場では「粘った」「耐えた」「正当な追加」と感じていても、
あとから見返すと、判断基準がどこにあったのか曖昧なことがある。

撤退判断が止まっていた要因に、
名前が付いている、という事実だけを残しておく。

関連して出てきやすいもの

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