ギャンブラーの誤謬とは
ギャンブラーの誤謬(Gambler’s Fallacy)は、
独立した確率事象に対して、
過去の結果が次の結果に影響すると誤って判断してしまう傾向を指します。
何が起きるか(現象レベル)
本来、各試行が独立している場合でも、
「そろそろ逆が来る」「偏りは是正される」と感じやすくなります。
FXでの出方(行動に現れる例)
- 連敗後に「次は勝つはず」と判断する
- 同方向が続いた後に逆張りしたくなる
- 直近結果だけで確率が変化したと感じる
- 統計的裏付けなく転換を期待する
起きやすい条件
- 短期結果を連続で見ているとき
- 損益に感情が強く結びついている状態
- サンプル数が少ない場面
- 結果の並びを視覚的に確認している場合
独立性の誤解
この誤謬では、
独立事象であるという前提が無意識に崩れます。
チェック項目(自己点検)
- 直近結果が判断理由に含まれていないか
- 確率が変化した根拠を説明できるか
- 十分なサンプル数を見ているか
- 独立性を前提に設計されているか
対処の方向性(確率前提を固定する)
- 各試行は独立と明示する
- 連続結果を判断材料に使わない
- 確率は検証データでのみ更新する
- 短期の並びを無視する
関連バイアス
- 小数の法則
- 確率無視
- 平均への回帰の誤解
まとめ
ギャンブラーの誤謬は、
独立した結果に因果を見出してしまう点に特徴があります。
確率の前提を固定することで、影響を検出しやすくなります。

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